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『しいちゃんとイマジナリィフレンズ』

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1.アップルサイダー

まず「押し入れのヤツら」が僕たちの妄想ではないということについて、もう一度念を押しておきたいと思います。

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2.ロマン崇拝の白雪

「せっかくだし、する?」

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3.都合の悪いことは

「本にしか興味ないあの文学ボーイが、ガチで生身の女子に告白ねぇ」

4.戦略的誘惑

精神的な愛こそ最も崇高で美しい――理想論なのは分かっている。

5.超越者

「触手」――軟体生物が有する感覚器、あるいは捕食器。触覚の役をもち食物を捕える。

6.『お友だち』観察

今までの様子は全部不特定多数のオーディエンスに流されていて――。

7.しいチャンネル

あぁ――ヤツの正体は、ネームバリューを武器にした厄介な出会い厨だったようだ。

8.混ざりあって灰になる

菓子の箱ではなさそうだ。表面に「0.02」という数字と社名らしきものだけが書かれている。

9.柚子のレターセット

あれから一週間――別れ際にどんな言葉をかけたのか、どうやって帰って来たのか覚えていない。ただ今週末のブックカフェに、しいちゃんは現れなかった。

10.スーパーハッピィタイム

「今日が最後のゲーム。だから今夜はずっと一緒にいてくれる?」

11.『お友だち』不審

「『scapegoat(生贄)』、『期限、〆、残リ504時間、セイショク推奨』、『Gegen die Regeln(ルール違反)』……」

12.7人目

しいちゃんがしてきたことは間違いだったのか――?

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